はじめに
提案資料を作成するとき、会社の資料を元にデータを作成する機会が多いのではないでしょうか。
会社資料は改変されないようにPDFで配布されているため、表形式になっているデータをExcelに変換するのに苦労していませんか?
今回の記事ではPDFをExcelに変換する方法と、手軽に変換できるフリーソフトや有料ソフトウェアを紹介します。
PDFのデータ変換に苦労されている方は、ぜひご覧ください。
目次:
1.PDFをExcelに変換するならWondershareの「PDFelement」
PDFをExcelに変換できるWondershareの「PDFelement」は、さまざまなファイル形式に変換できるソフトウェアです。
PDFelementを導入するメリットとデメリットを紹介します。
メリット | デメリット |
---|---|
競合ソフトに比べて利用料金が安価 | PDFをスキャンしたファイルは有料版でないと変換できない OCR機能は有料版のみ |
PDFから変換できるファイル形式が豊富 | 無料版の変換にはファイルに透かしが入ってしまった |
無料版もありますが一部機能の制限と、データに透かしが入ります。利用して使い勝手がよければ有料版に切り替えるとよいでしょう。
メリット1.パソコンとスマホなど複数デバイスで使える
パソコンだけでなく、iOS、Androidでも使用可能で、手軽に利用できるのがメリットです。
それぞれのデバイスごとにソフトウェアのダウンロード方法が異なります。
デスクトップ版(パソコン用) | Windows版 Mac版 |
アプリ | iOS版 Android版 |
cloud(クラウド環境) | ドキュメントクラウド |
パソコンやスマートフォンなど複数デバイスで使えるのは便利です。
メリット2.OCR機能を使うとExcelで編集可能
PDFelementには有料版のみの機能ですが、OCR機能が備わっています。
OCRとは「光学式文字認識」の略語で、画像や文書内のテキストを認識する技術です。
PDFelementはOCR技術が内蔵されているため、ファイル形式はPDFでも中身は画像でも、図形・キャプション・文字情報の読み取りが可能です。
PDFに掲載されている言語は多言語でも選択して認識できます。
継続使用なら制限なしの有料版を使おう
OCR機能は、試用版にはありません。
PDFのファイルをWordやExcelに変換しても、従来のPDF編集ソフトの場合、画像は変換できないためデータが揃わない場合も多々あります。
試用版はPDF変換データに透かしが入ってしまうのもデメリットです。
継続して使用するなら、OCR機能も含まれている機能制限のない有料版へアップグレードを検討しましょう。
2.専用ソフトを使わずにPDFをExcelに変換する方法2つ
PDFをExcelに変換する専用ソフト(無料・有料)を使わずに変換する方法を2つ紹介します。
1つずつ見ていきましょう。
1.Officeソフトで変換
OfficeのWordでPDFを開くと、編集可能なWord文書に変換します。
テキストは編集可能ですが文字の表示位置がずれており、フォントが変わります。
完全にPDFの編集ができるわけではないのです。
2.Adobe Acrobatで変換
Abode Creative Cloudに含まれているAcrobatでPDFを開いて直接編集する方法もあります。
こちらもWordと同様、画像形式のものは編集できません。
しかし、Wordと異なりAdobeはデザインツールであるため、フォントの種類は豊富です。
そのため、PDFファイルとほぼ同様のテキストフォントが表示されます。
3.PDFをExcelに変換するフリーソフトウェア3選
PDFをExcelに変換するフリーソフトウェアを3つ紹介します。
- cleverpdf
- hiPDF
- lovePDF
それぞれの特徴を紹介しますので、1つずつ見ていきましょう。
1.cleverpdf
44のパワフルなオンラインで利用できるソフトウェアで、無料で利用できます。
PDFはExcelだけでなく画像変換や抽出機能も付いています。
PDFとWordやExcelとPowerPointの相互変換、PDFと画像ファイルの相互変換など40を超えるユーティリティを利用できるオンラインPDFソフトウェアです。
画像ファイルはJpgやPng、BMPとTIFFなど多数のファイルに対応します。
PDFの編集だけでなく結合や分割などにも対応可能です。
変換のためにアップロードしたファイルは、30分後に自動削除もしくは自分でサーバーから削除できます。
2.HiPDF
PDFをExcelに変換するだけでなく、パワーポイントやHTMLにも変換できるソリューションです。
WondershareのPDFelementはインストールして利用しますが、hiPDFはオンラインでPDFの編集が可能です。
ファイルをオンライン上にアップロードするため、重要書類の変換はセキュリティを考えると難しいでしょう。
3.ilovePDF
完全無料のオンラインで利用できるPDFツールです。
結合から分割や圧縮まで対応できます。
PDFは画像にもでき、インターネットサイト上で完結するためインストール不要です。
PDFを別のファイル形式に変更・Officeソフトや画像ファイルからPDFに変換の両方の操作が可能です。
無料で利用できる点は、ほか2つのソフトウェアと変わりません。
しかし、オンラインツールのため、会社の機密書類やビジネス書類を変換するリスクは高めです。
まとめ:PDFをExcelに変換するフリーソフトを活用しよう
PDFをExcelに変換できるフリーソフトは多く存在しており、無料でも利用できます。
とはいえ、すべてのPDFを無料のフリーソフトで変換できるわけではありません。
オンライン上で手軽に変換できるサイトもありますが、変換したい書類が重要書類の場合の対応は難しいでしょう。
個人情報を含む書類もオンラインでデータのやり取りをするのは不安が残ります。
PDFをExcel化する仕事の多い方はぜひPDFelementをダウンロードし、画像情報も変換して効率よく資料作成をしましょう。
【PDFelementのダウンロードはこちら】