はじめに
PDFファイルを共有するときメールで送付すると、データが丸見えになります。
パソコンだと簡単に閲覧できますが、スマートフォンだと少し煩わしさを感じる可能性もあるでしょう。
最近ではPDFファイルを安全に共有する方法として、QRコードが利用されるようになりました。
そこで本記事ではまず、PDFファイルをQRコードで共有する方法やメリットを紹介します。
さらにQRコードの生成方法や便利なツールも紹介しますのでぜひご覧ください。
目次:
1.QRコードを作成しPDFを共有する手順
まず、QRコードを作成しPDFを共有する手順を5段階に分けて解説します。
- 共有したいファイルをWeb上にアップロード
- アップロード先のURLを取得する
- 専用のツールやサイトでQRコードを作成する
- 最新版「PDFelement」では共有時にQRコードを作成できる
- 完成した画像を相手に送付する
1つずつ見ていきましょう。
1.共有したいファイルをWeb上にアップロード
まず、共有したいPDFファイルをWebサイトやオンラインストレージにアップロードしましょう。
Googleアカウントを取得しているのであれば、Googleドライブ上にアップロードするのが簡単な方法です。
2.アップロード先のURLを取得する
続いてファイルのアップロード先のURLを取得しましょう。
- Webサイト:アドレスバーのURLをチェック
- オンラインストレージ:ファイルをクリックしてアドレスバーURLをチェック
PDFファイルをアップロード先のURLを確認してください。
3.専用のツールやサイトでQRコードを作成する
PDFファイルをアップロードしたURLを確認したあと、QRコードを作成しましょう。
QRコードを作成するサイトはオンライン上で無料のサービスがあります。
無料でQRコードを作成できるサイトを紹介します。
サイト名 | サイトURL |
---|---|
QRコード作成サイト/無料版 | https://qr.quel.jp/ |
クルクルManager | https://m.qrqrq.com/ |
これらは無料で手軽にQRコードを作成できるので便利です。
4.最新版「PDFelement」では共有時にQRコードを作成
PDFelementの最新版のバージョン9では、PDFファイルを共有する方法が3種類あります。
まずPDFelementを開き、右上の「矢印マーク」をクリックしましょう。
その後は以下いずれかの方法で、QRコードを作成します。
リンク |
・リンクを作成してファイルを共有 ・PDFファイルを開いている状態で開くとリンクは自動作成されます |
モバイル |
・モバイルをクリックするとQRコードが自動作成されます |
メール |
・メールクライアント、Outlook、ThunderbirdのメールソフトをクリックするとメールでPDFファイルを送付します。 |
ご自身の行いやすい方法で、QRコードを作成してください。
5.完成した画像を相手に送付する
QR作成サイトでQRコードを作成すると画像形式で保管されます。
共有したい相手に、画像形式となったQRコードを送付しましょう。
メールや印刷表示するなどの方法で、QRコードは共有できます。
2.PDFをQRコードで共有する目的とメリット
PDFファイルをQRコードにすれば、スマートフォンなどで手軽に共有できます。
ここでは、QRコードでPDFを共有する目的・メリットを解説するのでぜひご覧ください。
PDFをQRコードで共有する目的はなに?
PDFをQRコードで共有する目的は、情報漏洩のリスクの高いPDFファイルを安全に共有するのが目的です。
オンラインストレージにアップロードしている情報は、誰でも閲覧できるわけではないためセキュリティ面でも安心できます。
PDFを印刷して配布するよりQRコードで共有すれば、時間のあるときにスマートフォンで閲覧できるのもうれしいポイントです。
なお、特に情報漏洩のリスクが高いPDFファイルは、資格取得のデジタル証明書(eラーニング)やコンサートなどのチケットなどの個人を特定できるものです。
QRコードを共有するメリットはなに?
QRコードで共有すると受け取ったユーザーは読みやすいタイミングでクリックできます。
ブックマークやあとで読むリストに追加し、保管してもらえる可能性が高まるでしょう。
QR作成サイトによっては、送付したQRコードの閲覧数を取得できるサイトもあるので、情報収集も可能です。
3.PDFのQRコード共有なら「PDFelement」
PDFのQRコード共有ならPDFelementが便利です。
QRコード共有以外にもさまざまなメリットがあります。
主な特徴は、以下の2つです。
- 読み取り専用のPDFでも編集可能
- データ抽出や一括処理も簡単
そのほかPDFを開いた状態で共有をクリックするとリンクとQRコードが1クリックで作成できるのも優れているポイントです。
各特徴を詳しく解説します。
読み取り専用のPDFでも編集可能
読み取り専用で編集不可のPDFでも一度Word文書に変換する必要がありますが、PDFの編集ができます。PDFelementでは、クリック1回でPDFをWordに変換できます。
PDFelement右上をクリックすると、PDFファイルをWordやPower Point、Excelファイルに変換できます。
データ抽出や一括処理も簡単
PDFlelementにはOCR機能が付いているので、PDFファイルのフォームやテキスト、画像などのアイテムの取り出しも簡単です。
画像の中に含まれるテキストやグラフのデータもOCR機能を使うと簡単に抽出できます。
PDFに含まれる画像データを取り込みできるPDF編集ソフトはそれほど多くありません。
まとめ:PDFをQRコードにすればセキュリティ機能が向上する!
PDFファイルをそのまま共有するとデータの漏洩が心配な方も、いるのではないでしょうか。
パソコンやスマートフォンなど複数のデバイスで閲覧する方も多いでしょう。
QRコードを使えば、ファイルをアップロードしたWebサイトやオンラインストレージサイトにアクセスしダウンロードするため、セキュリティレベルが上がります。
WondershareのPDFelementは、PDFの編集だけでなく、データや画像だけを取り出すのも簡単です。
データの共有にはQRコードをもっと活用しましょう。
【PDFelementのダウンロードはこちら】